Foto: Jordi Cervera
 
Naves Matadero - Centro Internacional de Artes Vivasが主催する第一回FAN NAVESアジア実験音楽祭に、様々なバックグラウンドから独自の世界観を作り上げたアジア人サウンドクリエーターらが多数出演する。
 
日本が主役となるこの音楽祭には、国際交流基金の協力により5人の日本人アーティストが参加し、テクノロジーの可能性を活かした電子音楽の魅力を披露する。
 
会場: Naves Matadero - Centro Internacional de Artes Vivas (Naves 10 y 11)
日時: 5月11日(土)PM9:00-AM6:30 
入場料: 15ユーロ。入場券購入及びその他参加アーティストの公演スケジュール、料金等の詳細についてはNaves Mataderoウェブページをご覧ください。
 
出演アーテイスト紹介
HITO
日本電子音楽界のトップスターで、2012年からDJ Awards ベスト・オブ・ナイツを二年連続受賞したイベント、スペース・イビザの“Richie Hawtin presents ENTER”のレギュラーでもある。ドイツや日本のクラブでも大活躍のアーティスト。
CoachellaやNaves Matadero 2018(入場券完売)での出演を果たし、今回再び、音楽祭のため来西し、観客を魅了する。
 
KYOKA
アジア、アメリカ、ヨーロッパなど様々な地域の影響を受け、野外録音、グリッジ、ボーカルエフェクトを取り入れた彼女のアバンギャルド音楽は、エネルギッシュなダンスミュージック。主たるフェスティバルは全て制覇し、電子音楽界の有名レーベルRaster-NotonからのCDリリースを果たした初の女性アーティスト。あの坂本龍一も「驚いた。ひっくり返ったおもちゃ箱みたいだ。こんなにカオティックで素敵な音をどうやって作ったのだろう!?素晴らしい!」と、彼女の類稀なる才能を高く評価している。
 
YOSI HORIKAWA
まさにユニークという言葉にふさわしい音楽性を持つ大阪出身のサウンドクリエーター。12歳のころから音に興味を示し、ベッドの脇など、家にあるものを片っ端から叩いて録音をしたところから、彼のミュージシャンとしての歴史は始まった。YOSHIの手に掛かれば、鳥の歌声、街の騒音、調理器具の音までもが貴重な音源となり得る。
 
KOICHI SHIMIZU
タイを拠点に活動する業界屈指のサウンドクリエーター。電子音にインドストリアル且つ実験的サウンドを融合したスタイルで活躍。90年代末から積極的に活動を開始し、これまでにInner8, Constant Value等、様々なアーティストとのコラボレーションを果たしている。中でも、音楽ディレクターのApitchatpong Weerasethakulとの活動が彼の知名度を国際的に上げることとなる。2015年からFever Roomツアーでサウンドデザイナー兼エンジニアとして活躍、2017年にはコンピレーション作品“METAPHORS / Selected Soundworks from the Cinema of Apichatpong Weerasethakul”のプロデュースを行った。
 
YOUSUKE YUKIMATSU
1979年に大阪で生まれ、2008年よりDJとしてのキャリアを歩み始める。2014年に日本の電子音楽のレジェンドであるDJ Nobu とNHK’Koyxenとの夢の共演をきっかけに、人生が180度変わったと本人は語っている。これ以降、DJNobuをはじめとしたと国内外の有名アーティストとのコラボレーションを数多く行っている。冒険的で力強い彼の音楽は、ベース、テクノと実験音楽を上手く融合させ、新感覚な音とリズム感を両立する見事なスタイルに仕上がっている。
 
当イベントの詳細情報についてはNaves Mataderoウェブページ(スペイン語)をご覧ください。