国際交流基金が実施する2018年度「国際交流基金賞」の受賞者が、下記の通り決定しました。
今年はスペインより、サラマンカ大学スペイン日本文化センターが選出されました。

「国際交流基金賞」は、1973 年以降、毎年、学術や芸術などのさまざまな文化活動を通じて、日本と海外の相互理解促進に顕著な貢献があり、引き続き活躍が期待される個人または団体に対して授与します。
第46 回となる今年度は、内外各界の有識者及び一般公募により推薦のあった72件から、有識者による審査を経て3件が決定。10月に実施する授賞式で正賞(賞状)と副賞(300万円)を授与します。

【受賞者/受賞理由】
 
■サラマンカ大学スペイン日本文化センター<スペインの日本文化発信の中心地>
サラマンカ大学は、ヨーロッパでも最古の大学のひとつとして世界の学術を主導してきた学術・ 国際交流の拠点。世界で唯一皇后陛下のお名前を付けることが許可された文化施設「美智子 さまホール」および日本関係図書を収蔵した図書館を有する。スペイン日本文化センターは、長 年にわたって、学術・文化交流を通じて日西友好、国際相互理解に貢献してきた。本年は、日本スペイン外交関係樹立150周年およびサラマンカ大学創立800周年にあたり、今後いっそうの末永き発展を期待する。

■多和田 葉子(小説家、詩人)<日本文学の境界を広げる日独バイリンガル作家>
日本とドイツの間で国と言語の境界を越えて自由に行き来しながら、詩と小説を書き続けてきた日独バイリンガル作家。多和田文学をめぐる国際会議や学会が欧米や日本で何度も開催され、国と言語を越えた国際コミュニケーションを活性化させることで、国や文化の壁を越えた相互理解の促 進に大きく貢献。今後さらに前人未踏の道を突き進み、ますます豊かな言葉の音楽をもたらしてくれることを期待する。 
 
■細川 俊夫(作曲家)<世界で活躍する現代日本を代表する作曲家>
ヨーロッパと日本を中心に創作活動を展開し、欧米の主要な音楽祭、オーケストラ、歌劇場、アーティストたちから委嘱を受け、確固とした地歩を固めてきた作曲家。オペラ『班女(はんじょ)』、『松風(まつかぜ)』と いった作品は、世界一流のアーティストによって初演され、いずれもレパートリーとして定着、世界中で再演され続けている。細川氏の音楽は日本人が決して忘れてはならないメッセージを内包し、世界各地で演奏され、国際相互理解の促進に貢献。今後益々の活躍を期待する。 

「国際交流基金賞」 過去の受賞者(カッコ内は授賞した年)
黒澤 明(1982 年)、ドナルド・キーン(1983 年)、小澤 征爾(1988 年)、武満 徹(1993 年)、團 伊玖磨 (1998 年)、宮崎 駿(2005 年)、村上 春樹(2012 年)、冨田 勲(2015 年)など