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世界中が新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組む中、多くの人々にとって自宅で過ごす時間が増えています。未曾有の状況のもと、私たち国際交流基金は、人と人との絆の美しさを映像の形で皆様にお届することが重要と考え、アジアの気鋭監督3名によるオムニバス映画『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』を2020年6月30日までの期間限定で無料配信いたします。
 
国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭の共同製作によるオムニバス映画シリーズ「アジア三面鏡」第一弾である本作品は、「アジアで共に生きる」というテーマのもと、様々な国のスタッフ・キャストが力を合わせ、日本とカンボジア、フィリピン、マレーシアの各国間を行き交う人々の生きる姿を映し出しています。是非、映画を通じた時空を越えた旅をお楽しみください。
 
配信期間:2020年4月16日(木)から6月30日(火)まで
視聴料:無料。登録不要。
音声:オリジナル 
字幕:英語(日本語以外の音声箇所には日本語字幕が付きます。)
 
 
『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』
2016年 / カラー/ 118分
 
『SHINIUMA Dead Horse』
監督:ブリランテ・メンドーサ  / キャスト:ルー・ヴェローソ
真冬の北海道、帯広のばんえい競馬。レースで当てたフィリピン人のマニーは札束を握ってご機嫌で帰路につくが、彼が馬の世話をしている牧場に入国管理局の担当官がやってくる。不法滞在者のマニーは捕まり、本国に強制送還となる。マニラまでは飛行機、空港から長距離バス、ジープニー、バイクタクシーを乗り継いで故郷の村へ。だが、もう家族はおらず、泊まるところもない。結局、マニーはサンタ・アナ競馬場の厩舎に潜り込むが…。
 
『鳩 Pigeon』
監督:行定勲 / キャスト:津川雅彦、シャリファ・アマニ、永瀬正敏
マレーシア・ペナン島。田中道三郎は二階建ての大きな家でヘルパーたちに付き添われて暮らし、屋上の鳩舎で鳩を飼っている。息子の雅夫は月に一回、日本からやってくるが、冷淡にもすぐ帰ってしまう。ある日、新しいヘルパーのヤスミンが雇われ、道三郎の世話をすることになる。さまざまなトラブルの末に二人は心を通わせていく。道三郎はヤスミンとその恋人アリフの手を借りて、兄たちが戦死した海辺へ行き、鳩を大空に放とうとする…。
 
『Beyond The Bridge』
監督:ソト・クォーリーカー /キャスト:加藤雅也、チュムヴァン・ソダチヴィー、重松収
1992 年の着工から2年、破壊されていたプノンペンの「日本橋」が新たに完成した。橋の修復に携わった日本企業の社長・福田は、かつてカンボジアで過ごした日々を回想していた──。橋の建設のためカンボジアに来た福田は美しいミリアと恋に落ち、結婚して日本で暮らす約束を交わす。しかし、やがてクメール・ルージュが台頭し、危険を感じた父親が福田を帰国の途につかせたのだった──。あれから20年。ミリアは生きているのだろうか。そうした思いを胸に、福田は橋にたたずむ。

 
『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』についての詳細はオフィシャルウェブページ(日・英)をご覧ください。