マドリード日本文化センターの日本語事業を担当しておりました泉友里と申します。7月1日に海外日本語教育調整員としての任期を終え、帰国いたしました。
この3年間、日本語教育関係者や各教育機関の皆さまをはじめ、JFMDのチームワークに支えられながらスペイン・ポルトガルの日本語教育普及に携わる様々な事業を推進してまいりました。任期中、コロナウィルスの感染拡大という未曾有の事態に見舞われましたが、皆様お一人お一人のお力添えのおかげで乗り越えることができましたことを心より御礼申し上げます。

パンデミック以降、オンラインを駆使した教育活動が主流となり、日本語教育の世界も大きく様変わりしました。オンラインツールを活用することにより、日本語学習者同士の交流や教師研修の場など国境を超えた繋がりを生み出す可能性を感じることが多かったように思います。スペインと日本は地理的にも文化的にも隔たりがありますが、このような国境を超えた交流がやがて大きな流れとなり、さらなる日西友好の絆が深まることを願ってやみません。

今後のスペイン・ポルトガルの日本語教育の益々の発展を祈念しております。3年間大変お世話になり、本当にありがとうございました。

マドリード日本文化センター
海外日本語教育調整員
泉 友里

 





皆さま、はじめまして。この度、国際交流基金マドリード日本文化センターで海外日本語教育調整員として着任しました和田博司と申します。

マドリードへ来る前は、日本や北米、中南米を中心に様々な業種・業界で仕事に携わる機会に恵まれ、外資系企業・海外起業・大学教員などを経験してきました。常に利益の求められるビジネスの最前線で仕事をして参りましたが、大学院で経営学の修士号を取得したタイミングから、今後はビジネスの世界だけではなく、「母語である日本語教育の普及や国際文化交流の分野で自分の力を活かしていきたい」という想いを持ち始め、この度ご縁があってお世話になることになりました。スペイン・ポルトガルを舞台に日本語教育のために働けることに日々感謝しつつ、一日でも早く日本語教育事業に貢献できるように邁進していく所存です。

ちなみに、今年当センターの図書館に畳の上でくつろげるスペースが新しくできましたので、マドリードへお越しの際はぜひお立ち寄りください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

国際交流基金マドリード日本文化センター
海外日本語教育調整員
和田 博司